足のトラブル

歩くと足の外側(小指側)の痛みについて 【立方骨は足の屋台骨】

この記事を読んでいるということは、

「現時点で、歩くと足の外側(小指側)が痛みが出ている」

「歩くと、たまに足の外側(小指側)が痛みが出る」

という経験があるのではないでしょうか?

なぜ、歩くと足の外側(小指側)が痛みが出るのでしょうか?

バイオメカニクスでいうと、立方骨という足首の小さな骨が、本来の働きをしていないため、

「歩くと足の外側(小指側)が痛みが出る」

ことが多いと言われています。

ただ、足の痛み全般に言えることですが、構造面、バイオメカニクスなどの要因で痛みが出るということは、非常に少ないということがわかってきました。

足の痛みは、内受容などの感覚的な問題、神経的な問題で痛みが出ていることがほとんどで、構造面、バイオメカニクスなどはそれほど痛みには関わらないこともわかってきています。

立方骨が本来の動きを取り戻すことで、内受容や感覚が変わり、痛みが緩和されることも期待できます。

歩くと足の外側(小指側)の痛みについて解説します。

立方骨ってどんな骨?

立方骨は足首の骨の中でも要です。

屋台骨として足部を、しっかりと支えています。

立方骨は、多くの骨との接触を持ち、関節を形成しています。

  • 踵立方関節(踵骨)
  • 足根中足関節(第4、5中足骨)
  • 立舟関節(舟状骨)
  • 楔立方関節(楔状骨)
  • リスフラン関節(横足根関節)

踵の骨の、前方外側にありまして、テントのような形をしています。

内側には、舟状骨と楔状骨があり、立方骨の前には、第4,5中足骨があります。

立舟関節、楔立方関節はほとんど可動性を持ちません。

立方骨に付着する筋肉

  • 小趾対立筋
  • 母子内転筋斜頭
  • 後脛骨筋(付着するとする文献があります)
  • 短趾屈筋
  • 長腓骨筋は腱鞘を介して立方骨と癒合しています。

立方骨に付着する靭帯

  • 足根中足靭帯
  • 楔立方靭帯
  • 立方舟靭帯
  • 底側踵立方靭帯
  • 背側踵立方靭帯
  • 長足底靭帯

外側の縦アーチ

立方骨は、外側縦アーチを構成する骨の1つで、要石(=キーストーン)とされています。

外側アーチは、第5中足骨、立方骨、踵骨で形成されます。

立方骨は、外側縦アーチだけでなく、内側の縦アーチや足根骨部の横のアーチにも影響を及ぼします。

立方骨の低下問題

立方骨の低下という、地味で大きな問題があります。

立方骨が低下することで、足の痛みだけでなく、肩こりや腰痛、ひざ痛、姿勢の悪さなどの、問題を引き起こすと行ったほうが適切ですね。

立方骨の低下は足部を崩してしまい、足底のアーチ(土踏まず)の低下を招く原因になります。

なぜ、立方骨は低下するのか?

が挙げられます。

凹足も、扁平足も真逆のような感じですが、どちらの場合も、立方骨が低下してしまっていることが多いのです。

凹足の場合

ハイアーチは、足底のアーチが盛り上がっている状態です。(特に内側縦アーチ)

内側の足底のアーチが盛り上がる状態では、外側に荷重がかかります。

外側に荷重がかかり続けることで、立方骨を押し下げ、立方骨の低下をつくります。

扁平足の場合

扁平足(回内足)は内側のアーチが潰れている状態です。

凹足とは逆に、内側に荷重がかかるなら、外側が盛り上がって、「立方骨は低下どころか、盛り上がるのでは?」と思うかもしれません。

距骨下関節が、過回内すると、距骨の底屈内転、ショパール関節外転、楔状骨外転という動きが起きます。

ショパール関節外転、楔状骨外転すると、結果として、立方骨が低下してしまうのです。

イメージとしては上から立方骨を押しつぶすように、覆いかぶさってくる感じでしょうか。

扁平足(回内足)でも立方骨の低下は生じるということになります。

立方骨が低下することで、足の外側(小指側)に痛みが出ることが多い?

立方骨が低下して、本来の役目を果たさないことで、足の外側のアーチにも負担がかかり、外側(小指側)に痛みが出やすくなります。

ただ、足の痛み全般に言えることですが、構造面、バイオメカニクスなどの要因で痛みが出るということは、非常に少ないということがわかってきました。

足の痛みは、内受容などの感覚的な問題、神経的な問題で痛みが出ていることがほとんどで、構造面、バイオメカニクスなどはそれほど痛みには関わらないこともわかってきています。

バイオメカニクス・解剖学的なことを散々書きましたが、バイオメカニクス・解剖学的面だけアプローチしても改善するという単純な話ではありません。

いわゆるバイオメカニクス的なことだけやれば改善するわけではないということです。

感覚を変えること

足の痛み全般に言えることですが、足の痛みの大半は組織の損傷と無関係に起こる感覚性の痛みが大半だとされています。

 

丸印がある部分が足の裏の感覚を感じる神経が集中している場所です。

感覚受容器、侵害受容器、自由神経終末、神経、中枢神経などがバグのようなものを起こし、痛みが出ていることが多いのです。

痛みを改善するにはとにかく様々な刺激を入れて感覚を変えることが最も重要です。

バイオメカニクス・構造面にフォーカスすることも大事ですが、感覚を変えることも大事です。

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表  川崎浩司

厚生労働大臣免許 柔道整復師

2012年開業 看板も出さず宣伝広告を一切行わない、口コミ中心のスタイルで運営中。

人見知りで人前で喋ったり、目立つことが苦手なのに、うっかり(株)医療情報研究所から2018年に全国の徒手療法家向けのDVDを出版

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