O脚・X脚

O脚の人は足首の過剰回内(オーバープロネーション)のことが多い?

臨床をやっていて、意外と多い相談がO脚についてです。

また、足首の過剰回内(オーバープロネーション)についての相談も多いです。

「O脚と足首の過剰回内(オーバープロネーション)は関係あるんですか?」

という話に発展しがちです。

解説します。

O脚と足首の過剰回内(オーバープロネーション)の関係について

O脚の人は足首の過剰回内(オーバープロネーション)のことが多いです。

骨盤の前傾

 ⇅

大腿骨の内旋

 ⇅

下腿(ふくらはぎの骨のこと 脛骨腓骨)の外旋

 ⇅

足首の過剰回内(オーバープロネーション)

というフローがあります。

このフローを見る限り、O脚の原因は足首の過剰回内(オーバープロネーション)か!

となりがちです。

ところが

骨盤帯の問題⇨O脚⇨足首の過剰回内(オーバープロネーション)

足首の過剰回内(オーバープロネーション)⇨O脚⇨骨盤帯の問題

という全く逆のフローで発生することもあれば、半々くらいで進行することもあるようですので原因かと言われれば一概に言えません。

O脚の原因は足首の過剰回内(オーバープロネーション)とは言い切れませんが、関係はあるということなのでしょうね。

O脚の人は足首の過剰回内(オーバープロネーション)のことが多いのも、関係が深いからなのです。

足首の過剰回内(オーバープロネーション)について

足首の過剰回内(オーバープロネーション)とは、距骨下関節が回内したままの状態です。

結果、内側の縦アーチ(土踏まず)が低下します。

足の内側縦アーチを維持するものは、筋よりも靱帯です。

さらに、距骨下関節の回内の動きで接地期の間に距骨下関節が回内しうる最終域は

  • 距骨下関節と横足根関節の運動軸の先天的な位置
  • 関節面の形状
  • 骨を連結する靭帯の順で制限されている

「筋の果たす役割は大きくない」となっています。

つまり、回内足の可動域は、骨性や靭帯によって決まっている部分が大きく、先天的な要素があります。

となっています。

実は、足首に限らず身体の構造は個人差が大きいのです。

足首の過剰回内(オーバープロネーション)、O脚の方は、こまめなメンテナンスが必要なのかもしれません。

まとめ

O脚の人は足首の過剰回内(オーバープロネーション)のことが多いです。

骨盤の前傾

 ⇅

大腿骨の内旋

 ⇅

下腿(ふくらはぎの骨のこと 脛骨腓骨)の外旋

 ⇅

足首の過剰回内(オーバープロネーション)

というフローがあります。

このフローを見る限り、O脚の原因は足首の過剰回内(オーバープロネーション)か!

となりがちです。

ところが

骨盤帯の問題⇨O脚⇨足首の過剰回内(オーバープロネーション)

足首の過剰回内(オーバープロネーション)⇨O脚⇨骨盤帯の問題

という全く逆のフローで発生することもあれば、半々くらいで進行することもあるようですので原因かと言われれば一概に言えません。

O脚の原因は足首の過剰回内(オーバープロネーション)とは言い切れませんが、関係はあるということなのでしょうね。

O脚の人は足首の過剰回内(オーバープロネーション)のことが多いのも、関係が深いからなのです。

参考論文

https://trove.nla.gov.au/work/22705060

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3102962/

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4089968/

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表  川崎浩司

厚生労働大臣免許 柔道整復師

2012年開業 目立つ看板を出さずひっそりと口コミ中心のスタイルで運営中。

人見知りで人前で喋ったり、目立つことが苦手なのに、うっかり(株)医療情報研究所から2018年に全国の徒手療法家向けのDVDを出版

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