75歳の女性の方の左膝痛改善事例です。
元々脊柱管狭窄症の既往歴もお持ちで整形外科に通院されています。
脊柱管狭窄症は徒手療法での改善は見込めませんので、病院の受診を勧め投薬治療などで随分寛解したようです。
左膝が日常生活で使用が出るほど痛みが出てしまい、施術の相談がありました。
階段はもちろん、トイレや寝返りなどでも膝の痛みが出てしまっている状態です。
膝も整形に通院されていますが、あまり良くなっていないようです。
丁寧に身体をチェックしていくと、膝周辺のファシアに明らかな滑走不全が見られます。
全身の調整も必要ですが、膝周辺のアプローチとては膝周辺のファシアの癒着瘢痕部の滑走を促す施術をやっていきます。
数回の施術で痛みは半減し、痛みの場所が限局され、10回ほど施術を行うとほぼ痛みは無くなり、動きもスムーズになり日常生活も問題なくなりました。
この理論とすれば筋膜マニュピレーションの理論があります。
筋膜マニュピレーションでは、ゲルとゾルの関係で筋膜配列を順応させる理論です。
癒着瘢痕部の圧分散ができ、筋収縮や動作での筋膜受容器への力学的刺激量が減少し、痛みも減少する、という理論だと思われます。
本当に化学的な分子変化が起こるのかは怪しいですが、組織が動けば間質液も流れるので、そうおった仮説で考えても良いかと思います。