- 姿勢が悪いと、首こりや肩こりの原因になる
- スマホ首が原因でストレートネックになる
- ストレートネックが原因で、首こりや肩こりの原因になる
- スマホ首が原因で首こりや肩こりの原因になる
上記のことは定説のように言われていますが、果たして本当なのでしょうか?
また
- スマホを長時間みて姿勢が悪区なると首が痛くなる
- 姿勢を正さないと、首こりや肩こりが治らない
- スマホを見続けるとスマホ首になってストレートネックになる
そんな脅し文句をよく見るようになりました。
姿勢が良くなれば、本当にストレートネックや首こりや肩こりが治るのでしょうか?
調べてみました。
首こりや肩こりの原因は本当にスマホ首????
世界中で発表されている論文を調べてみました。
参考文献
最近の見解だと、スマホ首が必ずしも首こりや肩こりの原因とは限らないようです。
この参考文献をまとめると
- 姿勢と肩こりや腰痛は、必ずしも直接的な相関関係はない
- 首の痛みや肩こりは、筋肉などの運動器の負担に加えて、他のさまざまな要因が影響する
- さまざまな要因とは、噛み合わせの問題、目の問題、心理的要素、内科的疾患
- スマホ首が、首こりや肩こりが要因の一つではあっても、姿勢がすべてのが理由というわけではない
- 人間の身体というのは、ケースバイケースで、環境に適応するようにできている
- 仮にスマホ首だとしても、視覚情報、頸部に掛かる重力など、無意識レベルでうまく調整して、身体にとって最小限の負担になるように調整している
- スマホ首で身体に負荷がかかっても、うまく負担が軽減されるように体が自動調整している側面がある
ということです。
スマホのやり過ぎで首が痛くなっても、姿勢ばかりが原因ではありません。
あくまで要因の一つです。
スマホ首→ストレートネック→首の痛みや肩こり
スマホ首だと頚椎の湾曲が現象し、ストレートネックなって、首の痛みや肩こりの原因になると定説があります。
調べてみました。
参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2213543/
この参考文献をまとめると
- ストレートネックに伴う関節症は考慮すべきだが必ずしも痛みとは直結しない
- 実際にはストレートネックと首の痛みや肩こりは、直接的な関係はあるとは断定できない
- ストレートネックだから首が痛いんです」と必ずなるわけでもない
- 「ストレートネック治さないと治りません」というものでもない
- ストレートネックにより頸椎の関節に負担がかかり関節症を助長する可能性はある
- ストレートネックで関節症を助長しても、短期的な状態であれば大きな問題はない
ということです。
ストレートネックが原因で、必ず首が痛くなったり、肩こりになるわけではありません。
あくまで要因の一つです。
と言っても・・・長時間下を向き続けるのは問題です!
ここまで読むと、スマホ首やストレートネックって気にしなくても良いんですね!
と極論になりがちです。
そんなに影響ないんだったら、気にしないで長時間スマホやっても大丈夫ですよね?
そう思った方もいるかと思いますが、要注意です。
一時的に、スマホ首の状態は短期的には問題はありませんが、長時間スマホ首の状態が続くのは問題です。
長時間下を向いてスマホを操作していると、単純に筋疲労を起こして首こりや肩こりなどが出やすくなります。
長時間スマホ首が続くと、まだ問題があります。
脳が「スマホ首の状態」で形状記憶してしまいます。
形状記憶してしまうと、「スマホ首の状態」が正しい首の状態になってしまうわけです。
そのためにも、「スマホ首の状態」を脳で形状記憶させない事が重要です。
形状記憶する前にリセットをすることが非常に重要です。
とにかくガンガン動かして「スマホ首の状態」をいったん解除することが重要です。
こういった状態を防ぐには、とにかくよく動かすことです!