姿勢 解剖学

大腿後面にある筋肉「ハムストリングス」について

痛みだけでなく、姿勢にも関係が深いハムストリングについて解説します。

ハムストリングスの解剖学

大腿後面にあるハムストリングスは、

  • 半膜様筋
  • 半腱様筋
  • 大腿二頭筋 (長頭と短頭)

4つの筋肉で構成されます。

ハムストリングスは、内側、外側の2つに分かれています。

それぞれ、内側は

  • 半膜様筋
  • 半腱様筋

外側は

  • 大腿二頭筋長頭
  • 大腿二頭筋短頭

から構成されます。

半腱様筋

[起始]

坐骨結節内側

[停止]

脛骨粗面内側、脛骨内側顆

[作用]

膝屈曲、下腿内旋、股関節内旋

半腱様筋、縫工筋、薄筋と共に、鵞足(がそく)を形成します。

半膜様筋

[起始]

坐骨結節

[停止]

脛骨内側顆後面、斜膝窩靭帯、内側側副靭帯、内外側半月板、膝窩筋

[作用]

膝屈曲、下腿内旋、股関節内旋

半腱様筋の深層にあります。

半膜様筋も鵞足の仲間ですが、奥深くにいるので、深鵞足(しんがそく)になります。

大腿二頭筋長頭

[起始]

坐骨結節

[停止]

腓骨頭、外側側副靭帯

[作用]

膝屈曲、下腿外旋、股関節外旋

大腿二頭筋短頭

[起始]

大腿骨粗線外側唇の下方1/2

[停止]

腓骨頭

[作用]

膝屈曲

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表  川崎浩司

厚生労働大臣免許 柔道整復師

2012年開業 目立つ看板を出さずひっそりと口コミ中心のスタイルで運営中。

人見知りで人前で喋ったり、目立つことが苦手なのに、うっかり(株)医療情報研究所から2018年に全国の徒手療法家向けのDVDを出版

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