軽視されがちですが、とても重要なのが足の指。
足の指なんて使っていないと思いますが、使わないと歩くことも立つこともままならない足の指。
そんな足の指の骨のことを趾節骨と呼びます。
はっきり言って地味な記事で、あまり面白い内容ではありません(笑)
私自身の勉強用の意味合いが強いですが、お付き合いいただければと思います。
趾節骨とは?
趾節骨の分類
- 基節骨
- 中節骨
- 末節骨
第1趾(親指)のみ、中節骨がありません。
合計14個の骨があります。
日本人は小指の骨が少ない???
日本人の8割以上が、中節骨と末節骨が癒合してして、ほぼ一つの骨になっています。
小指だけでなく、第4師趾も癒合してしまている方も多いです。
本来、小指も重要な骨なのですが、靴を履いて生活していると、必要性は少なくなります。
進化と言うべきか、退化と言うべきか・・・
趾節骨に関わる関節
- 中足骨との間の「中足趾節間関節(MP)」
- 基節骨と中節骨との間の「近位趾節間関節(PIP)」
- 中節骨と末節骨の間の「遠位趾節間関節(DIP)」(拇趾はMP関節とIP関節のみです)
また、趾節骨は近位の凹状の「底」、中間部分の「体」、遠位の凸状の「頭」があります。
趾節骨に関わる筋
底面(屈筋側)
- 底側骨間筋(第2~5基節骨)
- 拇趾内転筋斜頭(第1基節骨)
- 短拇趾屈筋(第1基節骨)
- 虫様筋(第2~5基節骨)
- 拇趾外転筋(第1基節骨)
- 小趾外転筋(第5基節骨)
- 長趾屈筋(第2~5末節骨)
- 長母指屈筋(第1末節骨)
- 短趾屈筋(第2~5末節骨)
背面(伸筋側)
- 背側骨間筋(第2~5基節骨)
- 短趾伸筋(第2~4基節骨)
- 短拇趾伸筋(第1基節骨)
- 長拇趾伸筋(第1末節骨)
- 長趾伸筋(第2~5末節骨)
趾節骨に関わる靭帯
側副靭帯(外側、内側)
まとめ
筋肉をみると、屈筋側の方が、伸筋群に比べて、はるかに筋肉の数が多いことが分かります。
足の機能としては、屈筋群を使って、踏ん張り、地面にしっかり身体を安定させるということを重要視していることがわかります。