「枕が合わないから首が痛くなる」
こんな声をよく聞きます。
出張先や旅行先に枕を持ち歩いています
オーダーで枕を作りました
いっそ枕がない方が寝やすい?
老若男女、一般の方からアスリートの方、理想の枕を探し続ける方は意外と多いのではないでしょうか?
理想的な枕は?
これは永遠のテーマでしょうね。
結論から言ってしまいますと、枕が合わないということは、枕にアジャストできないくらい頚椎の状態がよろしくないと思われます。
枕をたくさん買い揃えるのも悪くはないのですが、身体を見直し、頚椎の状態を良くしていった方が効率がいいと思われます。
頚椎の状態が良くなれば、合う枕も増えますしね。
人間は年を取ると何かと使っている物や道具のせいにしたがる傾向があるそうです。
文献や研究上では、「枕によって睡眠時に頸部のアライメントが変化することは考えられない」とのいうことです。
「枕が悪いから首が痛い」
ではなく
「頚椎が良くない、筋肉が緊張して固まっている」
から枕が合わないと感じるというのが正しいようです。
いい寝方・悪い寝方
人間は寝返りをしますので、どの寝方が良いというのは確定できません。
一般的な寝方は上向きか横向きが多いとされています。
上向き寝の理想的なポジションは
- 後頭部と首の隙間がフィットした状態
- 肩のラインから頭が10~15度傾き
- 額~あごのラインが5度の傾いた姿勢
もちろん、生まれつきの頚椎のアライメントによってこの角度は変化するとなっています。
一人一人の頚椎の状態によって快適な寝方というのはは変化します
頚椎のアライメント以外にも、首の筋肉が緊張して固まっている状態では、フィット感は得られません。
理論上はこうなっていますが、文字にしてみると正直よくわからないですし、こんな状態で寝ている方はほとんどいないのではないでしょうか。
ちなみに睡眠時の快適と感じる気温は気温は18度だそうです。
これも基礎体温や国によって異なるそうですが。
理想の枕
- 後頭部と首の隙間がフィットした状態
- 肩のラインから頭が10~15度傾き
- 額~あごのラインが5度の傾いた姿勢
理論上はこの条件を満たす枕ということになりそうですが。
こんなことを言われてもねえ、、、という感じがします。
ざっくりになってしまいますが、一番は「心地よい」と感じる枕が良いようです。
余談ですが、「天然ゴム」由来の枕が文献上では良いとされているようです。
特に現状慢性頸部痛を持つ人の枕では良いとされているようです。
ゴムにアレルギーの方は気を付けなければなりませんが、枕の選択の一つとして良いのかもしれませんね。
寝ていて首が痛くなるのは枕が原因ではなく、首の状態が悪いせいかもしれません
枕を変えまくるのではなく、身体を見直してみましょう。