肩関節周囲炎・四十肩・五十肩治りにくいですよね。
なかなか良くならず、1年以上騙し騙し肩を使っているという方も多いと思います。
整形外科や接骨院、整体、鍼やマッサージ指圧などをハシゴしている方も多いと思います。
肩関節周囲炎・四十肩・五十肩には治りにくい理由があります。
肩関節周囲炎・四十肩・五十肩が治りにくい理由
肩が悪くなっている方は、股関節も相当悪くなっています。
股関節が悪くなっているということは、胸腰椎移行部が後方に変異しているなど、背骨の状態も悪くなっています。
背骨の状態も悪い、股関節の状態も悪いような状態で肩だけ施術しても良くなりません。
股関節や背骨も良くしていかないと、肩も良くなりません。
治りにくい理由は、肩だけ重点的に施術しても良くならないからです。
もっと言いますと、背骨も股関節が悪くなっていると、膝や足首も悪くなってきていて、腰痛や坐骨神経痛も出ていることも多いです。
こういった場合は、肩だけでなく背骨、股関節、膝、足首も良くしていかないとダメでしょう。
また、加齢によって骨格の変形が始まります。
胸骨が変形から始まり、肋骨が樽状に変形し、肩甲骨が外転・上方回旋になります。
肩が上がって首が短く見える状態ですね。
肩甲骨が外転・上方回旋している状態なので、肩の動きは悪くなり、肩関節周囲炎・四十肩・五十肩になりやすくなります。
肩関節周囲炎・四十肩・五十肩は急性症状じゃない?
「急に痛くなって肩が上がらなくなった」
と皆さんは訴えますが、何年もかけて、少しずつ線維化が進行しています。
なぜ気がつきにくいかと言いますと、運動やスポーツをしていないと、腕を肩より上に挙げる動作が日常的にはほとんどありません。
肩の動きが悪くなっていることに気が付きづらいのです。
また、女性の場合はエストロゲンレベルの低下は線維化を助長するとされています。
「急に痛くなって肩が上がらなくなった」場合、炎症症状起きる場合もあり、急性疾患のように扱われることが多いですが、慢性症状がひどくなってきて炎症症状がおきます。