「1ヶ月経ってもぎっくり腰・腰痛が緩和しないこともありますか?」
という相談・問い合わせをいただくことがあります。
また、「お金はかかりましたが毎日3ヶ月〇〇○に通って治してもらいました」
という話もよく聞きます。
リサーチしてみました。
急性または持続性腰痛を呈した患者は、最初の6週間で著しく改善し、その後改善は鈍化する。
一般的な経過はこうなっています。
急性または持続性腰痛を呈した患者は、最初の6週間で著しく改善し、その後は改善は鈍化する。
一部の患者は、腰痛が1年後も継続する。
特に急性腰痛(ぎっくり腰)の患者の大多数は12週までには回復する。
参考論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3414626/
この研究によるとぎっくり腰になっても、特になにもしなくても12週間(3ヶ月)待てば大多数の方が回復するということですね。
1ヶ月経っても緩和しないということもあり得るということになります。
回復まで3ヶ月はちょっと長いですね・・・笑
施術が効いているか不明?
「お金はかかりましたが毎日3ヶ月〇〇○に通って治してもらいました」
というような話を聞くことがあります。
この研究をもとに考察すると、施術しなくても施術しても3ヶ月すれば回復するということですから、施術が効いたのかは不明です。
3ヶ月経過しても回復しない場合もありますから、施術が効果的だったとも言えますが、不明です。
施術する側からすると、どうしても自分がやっている施術を過信しがちです。
「俺が治してやった」
「俺が治してやるから毎日通え」
というような自信満々になりがちですが、過信してしまうのも無理はないかもしれませんね。