単に腰痛と言っても、様々なタイプの発生機序などがあり、奥深いものです。
腰痛に関して調べてみても、びっくりするくらい沢山の情報が出てきます。
どれか正解なんだ!と思われたかもしれません。
どれが正解というよりも、「自分に合うか合わないか」ということだと思います。
自分に合うかどうかは、しばらくやってみるしかありません。
そんな掴みどころがない腰痛ですが、腰痛の方は顎関節に問題がある方が多いのです。
解説します。
顎関節の問題があると腰痛になる?
こんなことで困っていませんか?
- 夜に食いしばっている
- 口を開けたときに指が4本入らない
- 夜に歯軋りをしている
- 朝起きると口が固まっていて開かない
意外かもしれませんが、顎関節と腰痛は関係あるのです。
この記事でも書いているのですが
筋トレなども含め、身体を固めて行うスポーツはありません。
スポーツは、全身の連動性を活かすために、身体を柔らかく使うことが原則です。
歯を食いしばって、身体を固め、身体が剛体化された状態ではスムーズな動きができません。
もっと言うと、何らかの動きが伴う時には食いしばってはいけません。
食いしばることで、スムーズな身体の動きを妨げるわけですね。
ただ、補足として付け加えると、重いものを持つ瞬間には、歯を食いしばると良いです。
あくまで瞬間にです。
ということです。
顎関節に問題が起きることで、スムーズな身体の動きを妨げるわけですね。
顎関節症を改善するには?
顎関節症の原因としてパッと思いつくのが
- 頭蓋骨の歪み
- 頭蓋骨のねじれ
- 頸椎のねじれ
- 手の指のねじれ
- 手根骨(手首の骨)の硬さ
- 肘の動きの悪さ
- 腕の筋肉の硬さ
- 肩関節の動きの悪さ
- 肩甲骨の動きの悪さ
- 肋骨の動きの悪さ
- 胸骨・鎖骨の動きの悪さ
- 股関節の捻れ
- 骨盤の歪み・ねじれ
- 膝のねじれ
- 半月板の可動性
- 足根骨(足首の骨)の硬さ
- 足の指のねじれ
- 浮き指
- 扁平足
- 腹部の硬さ
などでしょうか・・・
そうなんです。
結局、顎関節症といっても、全身をくまなくチェックして施術する必要があるということですね。
顎関節症がある方は、腰痛や肩こり、頭痛、膝の痛み、足や膝の痛み、耳鳴り、生理痛、生理不順など、様々な問題を抱えている方が多いです。
顎関節症だからといって、顎関節だけ診るのではなく、頭蓋骨を始め、全身をしっかり診て調整を入れることは非常に大事なことです。
何が言いたいかというと、「これを1つやれば顎関節症が治るということはないということ」です。
もっと言うと「全身の状態が顎関節に反映されているということ」です。
「全身が整って状態がよくなれば顎関節症が改善されるということ」です。