「長く寝すぎると身体に悪い」などと言われることがあります。
具体的には
- 10時間以上寝ると身体に悪い
- 8時間以上寝ると身体に悪い
- 6時間以上寝ると身体に悪い
などと言われることがあります。
これは果たして本当でしょうか?
長時間睡眠が身体に悪いわけではない
「長く寝すぎると身体に悪い」というのは、因果関係が逆です。
決して睡眠が身体に悪いわけではありません。
確かに、9時間以上眠る人の死亡率は急増します。
それは睡眠が悪いからではなく、致死性の感染症やガンの罹患者は、9時間以上眠る傾向が強いからです。
また、高齢者も昼寝などを入れると9時間以上寝る傾向が強いです。
そういったデータから、長時間以上寝ると身体に悪いと言われたのだと思われます。
6時間以下の睡眠で本来のパフォーマンスを維持できる人はほとんどいない
6時間以下の睡眠で本来のパフォーマンスを維持できる人はほとんどいません。
6時間以下の睡眠だと、酩酊状態と一緒だとも言われ、著しく脳のパフォーマンスが低下すると言われています。
ショートスリーパーという言葉を聞いたことがあると思います。
全人口の1%未満で、ショートスリーパーの方が存在します。
6時間以下の短時間睡眠でもパフォーマンスが落ちない方ですね。
DEC2遺伝子が突然変異しているごく少数の人達(全人口の1%未満)だけが、真正のショートスリーパーと言われています。
努力してショートスリーパーになることは不可能です。