「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」という名前は聞いたことありますか?
「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」という名前を聞いた事がなくても、名前を見ればイメージが湧きますよね。
調べてみたら、「スマホ腱鞘炎」というのもあるみたいなのですが、それほどメジャーな名前ではなく、検索数も少ないようですね。
この記事では、「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」の原因、簡単な対処法を書いていきたいと思います。
ちなみに、この写真の方は施術中に力に抜いているつもりが、マウスを握る形で固まっています。
それだけ、手を酷使しているという事ですね。
「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」による手首や親指の痛みの原因、対処法は?
腱鞘炎とは、元々は特定の職業の方に起こるものだったと言われています。
楽器を演奏する音楽家の方、帳簿付けなど、字をたくさん書く方、スポーツをする方、料理人の方など、手や指を酷使する方ですね。
ところが、この20年くらいで年齢や職業に関わらず、腱鞘炎の方は増えていると言われています。
長時間のパソコン作業や、マウス作業をする方が増え、腱鞘炎の方が増えていると言われています。
「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」による手首や親指の痛みの原因は?
一言で言いますと、手や指の使いすぎ、手や指の使い方に問題があるのです。
疲労の蓄積
手の使い過ぎというのは、疲労の蓄積です。
毎日毎日、8時間以上、キーボードを叩いたり、マウスを握りしめていますよね。
毎日のように手や指を酷使していますので、疲労が蓄積し、腱鞘炎という形で現れるのです。
しかも、大半の方が、通勤中や帰宅後も、スマホを操作して、手が休まる時間が寝ている時以外はないのではないでしょうか?
これでは、疲労が蓄積する一方ですね。
手や指の使い方の問題
手首を反らせ、指を丸め、手首から先を小指側に少し曲げ、一日中仕事をしているのではないでしょうか?
手首を反らせ、指を丸め、手首から先を小指側に少し曲げ、一日中仕事をしている方は、リラックスしている状態でも写真のような状態になっています。
手首が反って、指が丸まり、手首が小指側に傾いて固まってしまっています。
この写真のような状態で、手が固まってしまっているわけですね。
この状態を作ってもらうとわかりますが、腕がパンパンに張ります。
この腕がパンパンの状態が続くと、肩こりや腰痛の原因にもなりますね。
実際、腱鞘炎の方は、肩こりや腰痛も抱えている方が多いのではないでしょうか。
「パソコン腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」による手首や親指の痛みの対処法は?
休ませる
まずは、酷使しないことです。
休ませるということも大事ですね。
仕事で酷使しているわけですから、スマホを触る時間を減らすなど、手を休ませることも重要です。
とは言っても、仕事などで、手を休ませるのが難しい方の方が多いですよね。
使い方を変える
手の使い方を変える、というのも重要です。
手首が反って、指が丸まり、手首が小指側に傾いて固まってしまっていますよね。
仕事中、できるだけ手首が反らないように、手首が小指側に丸まらないように、使ってみましょう。
とまあ、偉そうに口で言うのは簡単ですが、ハッキリ言って大変です(笑)
セルフケア
普段、指を丸めて使っていますよね。
手の指が、丸まって固まってしまっていると思います。
セルフケアで、指を丸めるのとは、逆の動きを行うのです。
もう片方の手で、手の指を反る動きをつけてあげるのですね。
普段、まず手の指を反って使うということはないと思います。
この反る動きだけでも、固まっている筋肉や腱も伸ばされます。
注意点
このセルフケアですが、注意点があります。
無理をして行わないと言うことです。
ストレッチとは違います。
靭帯や腱、骨に刺激を入れるだけです。
可動域マックスまでやらなくてもいいです。
軽く刺激を入れてあげれば大丈夫です。
軽い刺激を、ちょいちょいやってあげてください。
仕事中に
動きが小さいですから、仕事中にでもセルフケアとして行っていただけます。
ぜひ、仕事の合間の手や指の休憩がてら、ちょこちょこやってみてください。