- 耳の聞こえづらさ
- 耳鳴り
- 耳の詰まり感
などでお悩みの方は多いのではないでしょうか?
心配になり、病院で検査をしたところ異常はなく安心したものの、なかなか良くならず困っている方も多いと思います。
一例として、ご紹介したいのが、耳と顎関節の関係です。
この事例は、エビデンスや研究結果など、客観的な根拠がある話ではありません。
日々臨床を行なっていて、改善事例などに基づいて書いています。
もちろん全員に当てはまる話ではありませんし、改善するわけではないということをご理解ください。
それでも困っている方のお役に立てればと思い、この記事を書きました。
耳の聞こえづらさ・耳鳴り・耳の詰まり感がある方は顎関節にトラブルがある方が多い
耳と顎関節は、側頭骨という骨にあります。
耳の穴と顎関節は隣接しています。
耳のトラブルがある方は、顎関節にもトラブルがある方が多いのです。
- 口が開きずらい
- 顎が引っかかる
- 顎がコキコキなる
- 口を開けると痛みがある
- 片方だけ顎が引っかかる
などの症状はないでしょうか?
右耳が聞こえづらいとすれば、右の顎にトラブルが出ているケースが多いようです。
顎関節症が改善していくと、結果として耳のトラブルが改善に向かっていくケースが多いです。
あくまで病院の検査で異常がない場合に限ります。
耳の聞こえづらさ・耳鳴り・耳の詰まり感、顎関節のトラブルは自律神経症状?
あくまで病院の検査で顎や耳自体に異常がない場合ですが、自律神経の症状として、耳の聞こえづらさ、耳鳴り、耳の詰まり感が出る場合があります。
解剖学で言うと、側頭骨ですね。
ICP(頭蓋内圧)と呼ばれるものがキーとなってきます。
別名脳圧とも呼ばれます。
ICP(頭蓋内圧)について
自律神経失調症の方は、
ICP(頭蓋内圧)が高い方が多いです。
ICP(頭蓋内圧)と呼ばれるものがあります。
脳圧とも呼ばれることもあります。
ICP(頭蓋内圧)が高いと
- 眼圧が上がる
- 目の奥が痛い
- 緊張型頭痛に頻繁になる
- 歯軋り、食いしばりが多い
- 夜に目が覚めることが多い、
- 寝つきが悪い
- 疲れやすく、疲れが取れない
- 電車に乗るのが嫌だ、人混みが苦手
などの症状が現れます。
ICP(頭蓋内圧)は硬膜との関連も深く、全身症状とも関わってきます。
また、ICP(頭蓋内圧)と硬膜と関連するものといえば、グリンパティックシステムがあります。
グリンパティックシステム(glymphatic system)とは、脳のゴミ処理システムとも言われます。
脳の細い血管の周囲に存在する空間にそって水分を循環させ、老廃物を脳外へ運ぶことで、脳の恒常性を維持する役割を果たしています。
ICP(頭蓋内圧)を下げることも自律神経失調症を改善するには重要だと考えます。