病院の検査では異常がなかったけれど、「なんか調子が悪い」なかなか肩こりや腰痛が良くならない。
そんな自律神経の乱れ、自律神経失調症で困ってはいませんか?
ICP(頭蓋内圧)、脳圧と呼ばれるものがあります。
とは言っても、病院の診断でいう病理学的におかしいICP(頭蓋内圧)、脳圧ではなく、あくまで徒手療法的な考え方のお話です。
ICP(頭蓋内圧)について
自律神経失調症の方は、ICP(頭蓋内圧)が高い方が多いです。
ICP(頭蓋内圧)と呼ばれるものがあります。
脳圧とも呼ばれることもあります。
ICP(頭蓋内圧)が高いと
- 眼圧が上がる
- 目の奥が痛い
- 緊張型頭痛に頻繁になる
- 歯軋り、食いしばりが多い
- 夜に目が覚めることが多い、
- 寝つきが悪い
- 疲れやすく、疲れが取れない
- 電車に乗るのが嫌だ、人混みが苦手
などの症状が現れます。
ICP(頭蓋内圧)は硬膜との関連も深く、全身症状とも関わってきます。
また、ICP(頭蓋内圧)と硬膜と関連するものといえば、グリンパティックシステムがあります。
グリンパティックシステム(glymphatic system)とは、脳のゴミ処理システムとも言われます。
脳の細い血管の周囲に存在する空間にそって水分を循環させ、老廃物を脳外へ運ぶことで、脳の恒常性を維持する役割を果たしています。
ICP(頭蓋内圧)を下げることも自律神経失調症を改善するには重要だと考えます。
ICP(頭蓋内圧)を下げるには?
硬膜へのアプローチが効果的です。
そう言った意味ではファシアへのアプローチも効果的です。
ファシアへのアプローチは、自分で行える範囲ですと動的な大雑把なストレッチが効きます。
大雑把な全身の揉みほぐし、大雑把な動的なストレッチというのは、めちゃくちゃファシアに効きます。
これも全身やりましょう。
というのも、身体が悪くなっていく順番があります。
まず背骨が悪くなり、次に下肢が悪くなり、次に上肢が悪くなり、そして自律神経がやられます。
背骨が悪くなり、下肢が悪くなると、上肢が悪くなり、自律神経がおかしくなり、自律神経失調症になりますので、上肢を良くして、下肢を良くして、背骨を良くして、自律神経を良くしていかないと、施術が足りないのです。
自律神経失調症の方は、全身良くない方が多いです。
一つ一つ、丁寧に施術してよくしていく必要があります。