これって昔からある論争ですね。
整骨院や整体院のHPにも、「うちはボキボキしません! ソフトな施術です」と書いてあるところも多いですよね。
今はSNS全盛ですので、SNSでもボキボキ整体は危険だ!というような意見も目にすることもありますし、ボキボキ整体を肯定する意見も見かけます。
私個人とすれば、別にどっちでも良いんじゃないかなと思います。
これは、若くて健康で元気な方が施術を受けることが前提とします。
動画なんかでも、ボキボキ整体の動画のモデルさんは、若くて元気で健康そうな方なので!
手技やテクニックはなんでも良くて、鑑別や見立てが大事ということです。
こういった徒手療法のテクニック、突き詰めれば「押すか引く」の2つしかありません。
どんなにカッコいいことを言っても、徒手療法は固くなって動きが悪い場所を緩める(ほぐす?)、動きを良くすることしかできません。
頭蓋や仙腸関節、内臓に対しての施術は神格化されがちですが、やることはシンプルで、固くなって動きが悪い場所を緩める、動きを良くすることしかできません。
例えば胸椎の1番が左に回旋制限があったとします。
矯正しても、ソフトにT1をモビリゼーションして回旋制限を良くしても、どっちでもいいんじゃないかなと思います。
ただし、ボキボキ整体、矯正は高齢者、さまざま病理的な疾患がある、骨粗鬆症など、本当に重症な方はNGです。
良い悪いは別として、受ける方を選ぶのがボキボキ整体でしょう。
理想は、ボキボキ整体もソフトな整体も、どっちもちゃんとできた方がいいんでしょうけどね。
もちろん、鑑別や見立てがちゃんとできることが前提です!