コラム

ボキボキ整体 VS ソフトな整体

これって昔からある論争ですね。

整骨院や整体院のHPにも、「うちはボキボキしません! ソフトな施術です」と書いてあるところも多いですよね。

今はSNS全盛ですので、SNSでもボキボキ整体は危険だ!というような意見も目にすることもありますし、ボキボキ整体を肯定する意見も見かけます。

私個人とすれば、別にどっちでも良いんじゃないかなと思います。

これは、若くて健康で元気な方が施術を受けることが前提とします。

動画なんかでも、ボキボキ整体の動画のモデルさんは、若くて元気で健康そうな方なので!

手技やテクニックはなんでも良くて、鑑別や見立てが大事ということです。

こういった徒手療法のテクニック、突き詰めれば「押すか引く」の2つしかありません。

どんなにカッコいいことを言っても、徒手療法は固くなって動きが悪い場所を緩める(ほぐす?)、動きを良くすることしかできません。

頭蓋や仙腸関節、内臓に対しての施術は神格化されがちですが、やることはシンプルで、固くなって動きが悪い場所を緩める、動きを良くすることしかできません。

例えば胸椎の1番が左に回旋制限があったとします。

矯正しても、ソフトにT1をモビリゼーションして回旋制限を良くしても、どっちでもいいんじゃないかなと思います。

ただし、ボキボキ整体、矯正は高齢者、さまざま病理的な疾患がある、骨粗鬆症など、本当に重症な方はNGです。

良い悪いは別として、受ける方を選ぶのがボキボキ整体でしょう。

理想は、ボキボキ整体もソフトな整体も、どっちもちゃんとできた方がいいんでしょうけどね。

もちろん、鑑別や見立てがちゃんとできることが前提です!

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表  川崎浩司

厚生労働大臣免許 柔道整復師

2012年開業 目立つ看板を出さずひっそりと口コミ中心のスタイルで運営中。

人見知りで人前で喋ったり、目立つことが苦手なのに、うっかり(株)医療情報研究所から2018年に全国の徒手療法家向けのDVDを出版

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