歳をとると、骨格が老化というか変化し始めます。
まずは、肋骨の前側になる胸骨から老化、変形が始まります。
20代後半くらいになると、全く筋トレや運動をやっていないと顕著です。
具体的には
- 胸骨が詰まる感じがする
- 胸部を開くようなストレッチをしたくなる
- 胸部を開くような動きをすると、パキパキ音が鳴る。
という症状が現れます。
これは残念ながら胸骨が変形し始めています。
肋骨が樽状に変形する
また、肋骨も変形が始まります。
具体的には、肋骨が樽状になります。
肋骨が樽状になり、くびれがなくなってきます、、、
正常な肋骨の場合、前後径と横径の比率は前後径:横径=1:1.5~2です。
肋骨が変形し、「前後径:横径=1:1」になり樽状になってしまいます。
すると肋骨の下が出っ張っている状態になり、くびれは減少します。
高齢者の体型
実は、加齢による変形は背骨から始まります。
椎間板の水分が減少し、スカスカになってきます。
ちょっと話がそれますが、若い頃にヘルニアで腰が痛かった方が歳をとって痛みがなくなるのは椎間板の水分がなくなるからだと言われています。
肋骨が樽状に変形し、肩が上がり(肩甲骨外転・上方回旋)、首が短くなります。
すると骨盤は後傾し、いわゆるぽっこりお腹のような状態になります。
これも、くびれがなくなってしまう原因の一つです。