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産後に腹筋(お腹)を引き締める方法は?
またまた、Q&Aシリーズです。
よく患者さんに聞かれる質問です。
- 出産後、気がつくとお腹周りが出てしまった・・・
- 出産後、お腹まわりが、ダルダルになってしまった・・・
などというお悩みがあり、どうすればお腹周りが引き締まるのか?
というご相談をいただくことがあります。
また、腹筋(お腹)を引き締めようと、腹筋運動をやっても、効いているんだかよくわからない・・・
という相談をされることがあります。
産後に、腹筋(お腹)を引き締めるにはどうすればいいのでしょうか?
腹筋は誰も割れている
大前提として、人間というのは腹筋は誰もが割れています。
腹筋が体脂肪に覆われて見えないだけです。
体脂肪が落ちれば、誰でも腹筋は割れて見えます。
産後に、腹筋(お腹)を引き締めるにはどうすればいいのでしょうか?
という答えは、「体脂肪を落とすことが効果的」と言えます。
腹筋をすれば、お腹周りの脂肪が落ちて、腹筋が盛り上がって割れる?
「腹筋をすれば、お腹周りの脂肪が落ちて、腹筋が盛り上がって割れる」
という認識の方がいるのですが・・・
皮膚→体脂肪→腹筋なので、腹筋をいくらやっても体脂肪を落とさない限り腹筋は割れて見えません。
つまり、体脂肪を落として痩せない限り、腹筋(お腹)は引き締まって見えないということです。
腹筋が大きいと、体脂肪が落ちたときに、腹筋がはっきりと割れて見えるため、腹筋を鍛えるのも効果的です。
腹筋は特殊な筋肉?
「腹筋は、他の筋肉と違い、特殊な筋肉です。」という方もいます
腹筋も、他の筋肉と全く同じ筋肉です。
そもそも、腹筋とは腹直筋のことを指します。
腹直筋とは?
【腹直筋の起始・停止】
(起始)第5~第7肋軟骨、剣状突起、肋剣靭帯らに付着。
(停止)恥骨の恥骨稜、恥骨結合に付着。
【腹直筋の主な働き】
胸郭全壁を引き下げる。骨盤の前部を引き上げる。体幹を屈曲する。腹腔内圧をあげる。
スクワットやデッドリフトのようなコンパウンド種目でも使われます。
【腹直筋の神経支配】
肋間神経(T5~T12)
肋骨から恥骨にかけて4〜5段にかけて分かれています。
分かれ方(パック数)は鍛えれば増えるわけではありません。
腹直筋は大きい筋肉に思われがちですが、体積は上腕二頭筋の約半分です。
速筋線維と遅筋線維の割合ですが、速筋54:遅筋46です。
意外と速筋優位ですので、高負荷で鍛えてあげると筋肥大しやすいです。
腹筋は筋肥大する
先ほども書きましたが、腹直筋の速筋線維と遅筋線維の割合ですが、速筋54:遅筋46です。
意外と速筋優位ですので、高負荷で鍛えてあげると筋肥大しやすいです。
筋肥大するということは、引き締まるのではなく、腹筋が盛り上がります。
体脂肪の下で腹筋が盛り上がると、細くなるどころか、ウエストが太くなります。
外腹斜筋という、脇腹を筋肉を鍛えすぎると、筋肥大してウエストのくびれがなくなる事もあります。
まとめ
産後に、腹筋(お腹)を引き締めるにはどうすればいいのでしょうか?
という答えは、とにかく「体脂肪を落とすことが効果的」と言えます。