股関節 腰痛

腰や股関節の外側が痛い原因とは?

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腰や股関節の外側が痛い原因とは?

腰が痛いと一口にいっても、痛い場所はさまざまです。

腰の真ん中が痛いという方、腰の内側が痛いという方、腰の外側が痛いという方。

患者さんが訴える場所はさまざまです。

この記事では、「腰、股関節の外側が痛い」ということに絞って、書きました。

なぜ、腰、股関節の外側が痛みが出るのか?

の原因を解説します。

一言で言うと、立方骨という足首の小さな骨が、本来の働きをしていないため、

「腰、股関節の外側が痛くなる」

ことが多いのです。

また、立方骨が本来の働きをしていないことが、実は身体にとっては様々な影響が出ます。

腰、股関節の痛みだけでなく、肩こりや膝の痛み、坐骨神経痛、のような、関係なさそうな症状が、立方骨という小さな骨が原因のことも多いのです。

まずは、立方骨がどれだけ地味で凄い役割をしている骨なのか?

を解説します。

立方骨ってどんな骨?

立方骨は足首の骨の中でも要です。

屋台骨として足部を、しっかりと支えています。

立方骨は、多くの骨との接触を持ち、関節を形成しています。

  • 踵立方関節(踵骨)
  • 足根中足関節(第4、5中足骨)
  • 立舟関節(舟状骨)
  • 楔立方関節(楔状骨)
  • リスフラン関節(横足根関節)

踵の骨の、前方外側にありまして、テントのような形をしています。

内側には、舟状骨と楔状骨があり、立方骨の前には、第4,5中足骨があります。

立舟関節、楔立方関節はほとんど可動性を持ちません。

立方骨に付着する筋肉

  • 小趾対立筋
  • 母子内転筋斜頭
  • 後脛骨筋(付着するとする文献があります)
  • 短趾屈筋
  • 長腓骨筋は腱鞘を介して立方骨と癒合しています。

立方骨に付着する靭帯

  • 足根中足靭帯
  • 楔立方靭帯
  • 立方舟靭帯
  • 底側踵立方靭帯
  • 背側踵立方靭帯
  • 長足底靭帯

外側の縦アーチ

立方骨は、外側縦アーチを構成する骨の1つで、要石(=キーストーン)とされています。

外側アーチは、第5中足骨、立方骨、踵骨で形成されます。

立方骨は、外側縦アーチだけでなく、内側の縦アーチや足根骨部の横のアーチにも影響を及ぼします。

立方骨の低下問題

立方骨の低下という、地味で大きな問題があります。

立方骨が低下することで、腰痛や足の痛みだけでなく、肩こりやひざ痛、姿勢の悪さなどの、問題を引き起こすと行ったほうが適切です。

立方骨の低下は足部を崩してしまい、足底のアーチ(土踏まず)の低下を招く原因になります。

なぜ、立方骨は低下するのか?

が挙げられます。

凹足も、扁平足も真逆のような感じですが、どちらの場合も、立方骨が低下してしまっていることが多いのです。

凹足(ハイアーチ)の場合

ハイアーチは、足底のアーチが盛り上がっている状態です。(特に内側縦アーチ)

内側の足底のアーチが盛り上がる状態では、外側に荷重がかかります。

外側に荷重がかかり続けることで、立方骨を押し下げ、立方骨の低下をつくります。

扁平足の場合

扁平足(回内足)は内側のアーチが潰れている状態です。

凹足とは逆に、内側に荷重がかかるなら、外側が盛り上がって、「立方骨は低下どころか、盛り上がるのでは?」と思うかもしれません。

距骨下関節が、過回内すると、距骨の底屈内転、ショパール関節外転、楔状骨外転という動きが起きます。

ショパール関節外転、楔状骨外転すると、結果として、立方骨が低下してしまうのです。

イメージとしては上から立方骨を押しつぶすように、覆いかぶさってくる感じでしょうか。

扁平足(回内足)でも立方骨の低下は生じるということになります。

立方骨が低下することで、腰や股関節の外側に痛みが出ることが多い

立方骨が低下して、本来の役目を果たさないことで、足の外側のアーチにも負担がかかり、腰や股関節の外側に痛みが出やすくなります。

また、腰や股関節の外側に痛みに痛みが出ている方は、内反小趾になっている方も多いですね。

なぜ、立方骨が低下することが、腰や股関節の外側に痛みが出るのか?

立方骨がうまく動けない場合、スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)という動きがうまくできなくなります。

具体的には、脛骨、腓骨、立方骨という骨が、うまく動けなくなることで、代償動作で腰や股関節に負担がかかり、痛みが出る原因になります。

足からの影響で腰や股関節に影響が出るのかご説明します。

スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)ができていない

スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)?

と思われたと思います。

一般の方向けの説明するならば、スクリューホームムーブメントとは?

膝を伸ばした時に、脛骨外旋(スネの骨を外側に向ける動き)が起こり、カチッとロックが、かかるようになっています。

脛骨外旋が起きて、カチッとロックがかかることで、筋力に頼ることなく膝を伸すことができて、人間は長時間楽に立っていられます。

ということです。

医療従事者向けに説明するなら、スクリューホームムーブメントとは?

膝関節が、最終伸展時に脛骨は大腿骨に対して、5~15°程度の外旋運動を起こし、膝関節が最も安定した肢位に導かれます。

膝関節最終伸展時(ねじ込み運動)に、大腿骨を固定する場合脛骨は外旋し、脛骨を固定した場合大腿骨が内旋する。

ということです。

スクリューホームムーブメントの参考動画

文字だけですと、意味がわからない方も多いと思いますので、参考動画を載せておきます。

雑に言うと、スクリューホームムーブメントとは、膝を伸ばした時に、脛の骨が外側にねじれる事で、うまくロックさせ、膝を安定させると言うものです。

スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)ができないと、どうなるのか?

具体的に挙げていきます。

  • 変形性膝関節症(膝OA)
  • 膝の屈曲拘縮・膝の内旋・膝の内反変形 (膝が伸びないなど)
  • O脚・X脚
  • 腰痛・背中の痛み
  • ひざ痛 
  • 股関節痛
  • 肩こり・首の痛み
  • シンスプリント
  • 脛の痛み
  • ふくらはぎの痛み
  • 足の甲の痛み
  • 踵の痛み

などと、挙げていくとキリがありません。

「まっすぐ立つ」、「ちゃんと膝を曲げる、伸ばす」という動きができない事が、全身に影響を及ぼすのです。

スクリューホームムーブメントができないと、代償動作といって、他の関節が、スクリューホームムーブメントの代わりを行います。

O脚やX脚のように、股関節や膝が内側にねじれてしまうのは、スクリューホームムーブメントができていないからです。

また、スクリューホームムーブメントができないと、大腿骨や股関節が内旋します。

大腿骨や股関節が内旋すると、骨盤・仙骨が前傾します。

骨盤・仙骨が前傾すると、反り腰の状態になります。

仙腸関節や広背筋にも負担がかかります。

これが、腰や股関節の外側に痛みの原因になります。

スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)ができないと腰や股関節を痛めやすい?

意外かもしれませんが、このスクリューホームムーブメントができないことで、股関節痛や腰痛になることも多いのです。

最初に貼り付けた臨床動画では、スクリューホームムーブメントがちゃんと行えるように導くことで、ギックリ腰を改善しています。

ご参考までに。

スクリューホームムーブメント(終末強制回旋運動)をできるようにするには?

ざっくり言うと、スクリューホームムーブメントとは、膝を伸ばした時に、脛の骨が外側にねじれる事で、うまくロックさせ、膝を安定させると言うものです。

スクリューホームムーブメントをできるようにするには、膝を伸ばした時に、脛骨を外旋できるようにしてあげればいいのですね。

これを一人でやると行うとなると、なかなか大変ですが・・・

対策としては

立方骨を引き上げ、本来の働きをさせ、スクリューホームムーブメントをできるようにすることで、腰や股関節の負担を減らすことができます。

また、

が起きている方は、合わせて凹足や扁平足も改善していく必要があります。

最後にまとめると

腰や股関節の外側がが痛い原因とは?

立方骨の低下していることが原因で、スクリューホームムーブメントできなくなっていることが原因です。

なぜ、立方骨は低下するのか?

に対しては、

が挙げられます。

立方骨が低下することで、足の外側(小指側)に痛みが出ることが多いのです。

対策としては、

立方骨を引き上げ、本来の働きをさせることが、対策になります。

また、

が起きている方は、合わせて凹足や扁平足も改善していく必要があります。

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表 合同会社FRAGMENT 代表 川崎浩司 厚生労働大臣免許 柔道整復師 WCCA認定 上級ウェブ解析士 医学的根拠に基づいた施術のこと、体作り、ダイエット情報を発信していきますのでよろしくお願いします! 詳しいプロフィールはこちらこちら 

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