いきなりですが、その場で「足の指をギュー」と握ってみてください!
こんな感じです。
「足の指をギュー」と握ると、足の裏がつりそうになった方もいるのではないでしょうか?
つりそうになった方、思ったよりもうまく握れなかった方は、間違いなく足の指の力が落ちています!
Contents
浮き指や足の指の力が落ちていると、どうなる?
あなたの腰痛や反り腰、坐骨神経痛、膝の痛み、O脚・X脚、肩こり、首の痛み、猫背などの原因は、足の指にあるかもしれません。
浮き指の方は、
指が浮いているわけですから、足の裏を全て使えていません。
足の裏にはたくさんの感覚受容器があり、脳に情報を送っています。
丸印がある部分が感覚を感じる神経が集中している場所です。
また、この場所は足底筋膜炎で痛みを感じる部位に合致するところも多いです。
浮き指の方は、指が浮いているわけですから、足の裏を全て使えないため、脳に適切な情報が送られていません。
結果として、変に力が入ってしまったり、姿勢などに問題が出てきます。
その状態で日常生活を送ったり、スポーツなどの身体活動を行うため、疲れやすかったり、ケガや痛みが出やすくなります。
参考論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2290100/
浮き指の方は、足の指(足の握力)の力が落ちている?
写真の足の指をみてもらうとお分かりだと思うのですが、足の指の間が開いて、足の指が反ってしまっています。
いわゆる浮き指と呼ばれる状態です。
長年、腰痛や反り腰、膝の痛み、肩こり、猫背で悩んでいる方は、ほぼ全員足の指が浮き指になってしまっています。
実は、この浮き指と呼ばれる状態が、腰痛の根本原因になっていることが多いのです。

反り腰
下肢がねじれると、股関節が内旋します。
股関節が内旋位になると、仙腸関節という骨盤の関節に負担がかかります。
逆に言えば、いくら骨盤だけ、背骨だけ、腰回りの筋肉だけ治療をしても、治らないのはこのためです。
足が使えないままなので、またすぐに下肢がねじれ、股関節が内旋し、仙腸関節に負担がかかり、腰に痛みが出てきてしまうのです。
土台の足首や足の指を整え、足の指を鍛えて握力をつければ、浮き指も改善し、反り腰も改善します。
反り腰も改善すれば、仙腸関節にも負担がかからなくなり、腰痛も再発しにくくなります。
さっそくトレーニングをやってみましょう!
トレーニング法は簡単です!
この状態から。
①ギューと足の指を握りこみます。
②30秒くらい頑張って握ります。
注意点とすれば、出来るだけ親指を直角に曲げて行います。
ただ、最初はなかなか曲がりません!
デスクワーク中などもできます。
簡単でシンプルですよね?
③以上を何度か繰り返します!
コツとすれば、手でゲンコツを握るイメージで、足でもゲンコツを握るイメージで行います。
足の指だけで握るのではなく、中足部なども含めて、足全体で一体感を持って取り組むことがコツです。
足の指に筋肉がつくまで、反復練習あるのみです。
1ヶ月もやっていると効果を感じられるでしょう。
注意点!
このトレーニングを行い、あまりに痛みが出る方は中止してください。
足の関節運動に問題があったり、骨の配列に狂いが出ている可能性があります。
足をちゃんと診てくれる専門家の指導の元、行うほうがいいでしょう。