O脚が原因で起こる腰痛
腰痛の原因の大半は腰にはない。
そんな文章を目にしたことがありませんか?
ネットで調べても、目にする機会が多いと思います。
最近では、テレビなんかでも上記のことをやっているみたいですね。
腰痛の原因はストレスだ! と言っている先生や治療院も多いです。
また、腰痛の原因は背骨の歪みだ、骨盤の歪みだ、足首だ、足の指だ、、、
調べてみると、あげればきりがないくらい色々なことが言われています。
何が正解なのか、分からなくなってしまいますよね。
100人いたら100通りの原因がある。
何を信じたらいいのか、分からなくなってしまいますよね。
実は、全部、あっているのです。
どういうことだ?!
と言われてしまいそうですね。
腰痛の原因が特定されにくいというのも、原因が多岐に渡るからなのです。
100人いたら、100通りの腰痛の原因があるということなのです。
なかなか、腰痛にはコレ!という黄金パターンが確立できないのです。
一人一人、丁寧に検査して、腰痛の原因を突き止める必要があるわけです。
腰痛体操をやったり、腹筋や背筋を強化しても腰痛が治らない方もいれば、劇的に治ってしまう方もいるのは、腰痛の原因が各々違うからなのです。
レントゲンなどの画像診断で腰痛の原因がわかることもあれば、分からないこともあります。
腰は身体の中心にありますから、身体のありとあらゆる影響を受けてしまうのです。
O脚が原因で腰痛になることもある。
O脚は、膝の間が空いてしまうので、太ももが外側に捻れてしまっているように見えてしまいます。
そのためガニ股のようになっている誤解をされがちです。
実際には、O脚は太ももが内旋しています。
内側に巻き込まれているようにねじれています。
そのため、股関節も内旋されてロックされています。
なぜ、こんな状態になってしまうかと言いますと、足首や足の指に問題があるからなのです。
進行が進んでいる方は、足の指の力が落ちてしまっていて、扁平足のような状態になってしまっている方もいます。
土台である足首が崩れてしまっているので、ひざ下がねじれ、太ももがねじれ、股関節が内旋し、腰痛が起こるということなのです。
もちろん、これも全員に当てはまるわけではありません。
股関節の内旋が、腰痛ではなく、背中の痛みになったり、肩こりや首痛の原因になることもあります。
中学生からO脚
この写真は、O脚から腰痛が出ていた典型的なパターンでした。
腰痛を改善したいと思って来院し、O脚はもう治らないと諦めていたそうです。
チェックしていくと、やはりO脚そのものを改善しないと、腰痛が再発することがわかりました。
自宅や職場でも身体の使い方を意識して変えていき、少しずつ改善していきました。
以前は力を入れても全くと言っていいほど、膝がくっつく気配がなかったのが、くっつくようになってきました。
これは彼女の努力の賜物ですね。
ここまで変化してこれば、ひどい腰痛にも悩まされることもなくなってきたそうです。
今日の施術を一区切りで、彼女は仕事の都合で海外に旅立ちます。
次回お会いするのは、最短で1年半後だそう。
それまで、もっとO脚が改善されていることを期待します!