背中の凝りというのは、肩こりと違ってちょっとマイナーですよね。
背中の凝りで悩んでいる方よりも、肩こりで悩んでいる方の方が多いかもしれません。
背中の凝りを自分で改善しようと思って調べても、肩こり対策は出てきますが、背中の凝り対策というのは、あまり出てきません。
ところが、臨床をやっていると背中の凝りや痛みで悩んでいる方というのは、意外に多く遭遇します。
また、背中の凝りだけでなく、頭痛が出ている方もいらっしゃいます。
背中の凝りと頭痛の関係についてまとめました。
背中の凝りが頭痛の原因?
肩こりが原因で、頭痛というのは聞いたことがありませんか?
ざっくり説明すると、首や肩周りの血流が悪くなり、緊張型頭痛と引き起こすということです。
首こりや肩こりを解消して血流を良くすれば、緊張型頭痛が改善するということです。
背中の凝りというのも、頭痛の原因になるのでしょうか?
背中の凝りというのも、頭痛の原因になります。
肩こりが原因で、頭痛の方をチェックすると頚椎(首の骨)が捻れています。
頚椎(首の骨)が捻れることで、内頸動脈という動脈が圧迫され、血流が悪くなり、緊張型頭痛が出やすくなります。
頚椎が捻れると、頭痛が出やすくなるわけですね。
その頚椎の捻れですが、身体の様々の場所から影響を受けます。
足首の影響が強い方、骨盤の影響が強い方、手や腕の影響が強い方と、さまざまです。
その中には、頚椎の下の胸椎が動いていない、または胸椎に強烈な捻れが入っている方もいます。
この胸椎が動かない、捻れていることが原因で、背中の凝りの原因になることもあります。
胸椎が捻れている、動かない
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背中が凝りやすい、胸椎の上の頚椎も捻れる
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頭痛が出やすくなる
という仕組みです。
背中の凝りが原因の頭痛を改善するには?
胸椎自体を動かしていくことがオススメです。
ストレッチポールを使った運動がオススメです。
注意点とすれば、あまりに胸椎が捻れていて、動かない場合、ストレッチポールが逆効果になることもあります。
背中に痛みを伴う場合、胸椎が捻れていて、動かない自覚がある方は、治療院に行って施述してもらってから取り組んだ方がいいでしょう。
または、ベンチプレスという筋トレ種目の準備運動ですが、胸椎のストレッチもオススメです。
ただ、この胸椎のストレッチも胸椎が捻れていて、動かない場合は逆効果になります。
身体の声を聞きながら、慎重に行ってください。