コラム

療養費の不正請求

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先日、患者さんからこんなことを言われました。

「先生、知っている? 整骨院の不正請求のことがウイキペディアに出ているよ」と。

早速調べてみると、出ていました・・・

療養費の不正請求

他にも、柔道整復師や接骨院で調べてみても、やはり不正請求のことは出ています・・・

業界のイメージが悪くなる一方ですね・・・

私がこの業界に入った頃は、まだあまり不正請求のことは、患者さんも一般の方に知られていなかったように思えます。

実は、私も業界に入ってから知ったんですけどね(笑)

「そんなに簡単に不正請求ってできるの?」

と聞かれたのですが、なんと答えて良いのやら・・・

なぜ、療養費の不正請求が起きてしまうのか?

それは、お金に目が眩んでしまうからでしょうね(笑)

よく、「不正に手を染めたのは、生活が苦しくて・・・」

と聞きますが、生活苦で不正請求という先生を、実際にはみたことがありません。

生活苦と言いますが、ただ生活レベルを落とせないだけだと思います。

付き合いでお金がなくなるというのも、見栄を張るためという感覚に近いかもしれませんね。

金がないって言って普通に付き合いを、適当に断ればいいだけなんですけどね(笑)

要は、売り上げにあった、身の丈にあった生活をすればいいわけなのですが、それができないのでしょうね。

人間、一度甘い汁を吸ってしまうと、なかなか難しいのかもしれませんね。

  • もうちょっとお金が欲しい。
  • オーナーに売り上げを作るように言われた。
  • 高額な医療機器などの支払いに追われて。

という理由で不正請求をする先生が多い印象ですね。

消費者金融などの借金の理由も同じですよね。

生活苦よりも、

  • ブランド物や高い洋服などの贅沢品 
  • ギャンブル 
  • 風俗・キャバクラなど

という理由の方が多いそうですから。

ネットワークビジネスとか、協会ビジネスとか、詐欺まがいのビジネスに手を染め出す先生も、不正請求をする先生と同じ印象ですね。

ネットワークビジネスとか、協会ビジネス始めだす先生も、あまり生活苦って感じでは、ないですね。

不正請求、ネットワークビジネスとか、協会ビジネスとかをやっている先生は、、、まあ羽振りが良いですよね(笑)

ちなみに私の知っている生活苦の先生は、不正請求とかじゃなくて、副業のバイトしたりしていますね。

不正請求で足りないお金を穴埋めするんじゃなくて、バイトで足りないお金を穴埋しています。

ちょっと話が逸れました。

意外と簡単にできてしまう不正請求

療養費の不正請求

リンク先にもありますが、不正をチェックする機能が甘いのです。

そもそも、不正をしないという前提で成り立っている制度でもありますからね。

医療者の大前提として、不正なんてしないという性善説ですね。

簡単にできる不正ですと、

  • 15回しか施術していないのに、20回施術したことにする。
  • そもそも怪我じゃないのに、怪我をしたことにして口裏わせをして請求する。
  • 負傷箇所をでっち上げ、勝手に追加して余計に請求する。
  • 大昔は保険証が家族で一枚でしたから、保険証を持ってきたら家族全員受診したことにする。
  • 知人友人の保険証を集めコピーし、施術をしていないのに、施術をしたことにする。

まだ、あると思いますが、まあこれくらいで・・・

チェック機能がなければ、簡単に通ってしまっていたんですね。

最近になり、保険の審査が厳しくなったというのは、ちゃんとチェックをするようになったということですね。

搾取から成り立っている

「月商◯◯万円」と謳う同業の先生で、とてもセレブな暮らしぶりが紹介されることがあります。

まあ、セレブな暮らしぶりを自分でアピールしている先生もいますね。

私がこの業界に入った頃の感覚だと、院長はベンツに乗り、自社ビルを建てるという生活ですね。

もっとセレブな院長だと、従業員を豪華な自宅に招待したり、クルージングなどをしていましたね。

でも、院長のこの生活って従業員からの搾取で成り立っていました。

まあ、2代目院長とかですと、先代から受け継いた資産(これも搾取から生まれたもの)かもしれませんが。

もちろん、院長はとても努力をして頑張ったでしょうし、悪くいうつもりはありません。

雇われ院長をやったときに気がつきましたが、普通にやっていればそんなに儲かる商売ではないのです(笑)

ただ、そんなに儲からないかもしれませんが、誠実にやっていれば、なんとか食べていける仕事ではあります。

今思えば、院長も従業員も搾取の構造に気がついていなかっただけだと思うのです。

どういうことかと言いますと、私がこの業界に入った頃は、まだギリギリ徒弟制度が残っていた頃でした。

例えば、雇用形態は朝7時から夜22時まで。

月給5万円、休みは月に1日だけで、あとはお盆と正月だけ。

住み込みに近い形で働いている知り合いもいました。

労働基準法もあったものではありませんが、当時は別に珍しくはなかったのです。

スタッフ全員がこんな雇用形態でしたら、そりゃ院長は儲かりますよね。

「院長の生活に憧れる」

「院長みたいになりたい」

と、普通にみんな思っていたと思います。

非常に上手に、院長は搾取していたわけですが、搾取されている側も、搾取していることに気がついていなかったのかもしれませんね。

修行で経験を積ませてもらっているというお題目の元、搾取されていることにも気がついていないわけですね。

ところが、時代が変わります。

雇用形態は朝7時から夜22時までで、月給5万円、休みは月に1日だけで、あとはお盆と正月だけ。

今や、こんな条件じゃ、求人出しても応募する先生もいないですよね(笑)

整骨院も数も急増し、看板を出して電気をつけていれば患者さんが来るという時代も終わりました。

患者さんが減り、当然売上も下がります。

昔と違い、柔道整復師を雇用しても、ちゃんとした給料を払わなければいけません。

ここで、どうしても生活レベルを落としたくない先生は、不正請求してしまうんでしょうね。

搾取する先が、従業員から健康保険にとって変わったわけですね。

結局、不正請求をする先生は、自分がよければ良いというか、くれくれ君というか、何かから搾取することが根底の考えのような気がします。

例えば人脈でいうと、「何かを得るために人脈を作ろう、人脈を作ればなにか徳をするだろう」という考えです。

こんな発想で人とのつながりを作ろうとするのは、根本から間違っているのですが。

目先の損得しか考えずに無理に作った人脈というのは決して長続きしませんよね。

人脈つくりの基本というのは、「相手に対して何ができるのか?を常に考え行くこと」つまり、貢献が不可欠だということです。

不正請求や搾取など、「相手に対して何ができるのか?」という貢献を考えずに仕事をしていても、決して長続きはしないと思うのですけどね。

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川崎浩司

「ながさき整骨院」代表 合同会社FRAGMENT 代表 川崎浩司 厚生労働大臣免許 柔道整復師 WCCA認定 上級ウェブ解析士 医学的根拠に基づいた施術のこと、体作り、ダイエット情報を発信していきますのでよろしくお願いします! 詳しいプロフィールはこちらこちら 

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